考えるヒント1 『精神』

今日は『精神』についてお話したいと思います。


自分とはなにか?それは体でもなく心臓でもなく所有している物でもない、まぎれもなく自分が持っている『精神』、これこそが自分自身なのです。

ゆえに、所有している物、金、周りにあるすべてのものを取り払っても自分はなにもなくなりません。

また、体は滅んでも、心臓は止まっても、自分の精神が、書物や芸術や誰かの心に留まっていたなら、そこに自分は生きているのです。


もし、自分の精神を完全に伝えた人がいて、自分はもう歳老いその精神を失っていたとしたら、より自分なものとは、すなわちその精神を伝えた相手のことだと言えるのではないでしょうか。



すなわち人は死なないのです




視点を変えます


歳老いては自分自身ではなくなっていく… とすれば、歳老わずとも、今ですら、その時に精神が不安定ならば、その時の自分は自分自身ではなくなっていると言えるのではないでしょうか。かの偉人が酒を飲むべからず、と言ったのはそのためなのです。


自分の精神性が高いか低いかに関わらず、その時に自分自身の精神が発揮出来ていない状態にあることこそ、最も憂えるべき事態なのです。

その時自分は半分死んでいるのです。



ゆえにあなたが、今すべきことは二つあるのです。


一つは、もちろん自分自身の精神性をさらに高めることです。


そしてもう一つは、その自分自身の精神をしっかり保ち、発揮するために、自分の体と心、そして生活環境を、常にゆとりのある温かな状態に自分で造り上げていかなければならないのです。


本当に冷静になれた時にこそ、本物の自分というものを見ることができるのです




本当のあなたは今、生きていますか?





そこで『考えるヒント』です


人間が持っている本能は常に利害得失にあります。したがって人間としてのスケールは、それまでに得た知識、経験によってその本能からどれだけ離れられるかにかかっているのです。
常に冷静に頭の奥底で考えるくせ(訓練)を身につけておけば、いかなる時でもどんなに悲惨な状態になっても、それに呑まれて自分が消えてしまうということはなくなります。

どんな咄嗟の判断がいるときでも、ほんの一瞬、立ち止まり目を閉じて、心の中にいる冷静なもう一人の自分に判断を問いかけてみましょう。

そうすることで周りに流されず、常に自分を生かすことが出来るのです


“冷静に正しく精神を発揮するためにもまずは自分の環境を整えましょう”



そして親から子へ、何十世代、何百世代前から、自分へと受け継がれてきている滅びることのない『精神』を、大切に次の世代へと受け継いでいきましょう




考えるヒント 1『精神』 でした


To be continued‥